・坂口博信が自作ゲームからFINAL FANTASYに辿り着くまで(ニコニコ自作ゲームフェス)
――初期のFFで伝説のように語られるナーシャ・ジベリ(※)さんも、FFの前に入ってますよね。
(※) 数々の逸話を持つ天才的なゲームプログラマ。(参考:Wikipedia・ニコニコ大百科)
坂口:ナーシャですね。彼は元々イランの王族で、イラン革命のときに国外に出て米国に渡ったと聞いています。
一同:えっ(驚)!坂口:たまたま当時のスクウェアの社長がゲームショウのパーティで出会って、社長に「日本で稼がない?」と声をかけたのがスクウェアで働くきっかけだったようです。D担:おおー。坂口:で、いきなり僕の前にナーシャを連れてきて、「こいつの面倒見てよ」とか言われて、「はあ!?」って感じでした(笑)。 大体、英語なんてしゃべれなかったし、それでもがんばって、夕食すべてに同行して必死に英会話しました。でね、ナーシャはステーキしか食べないんですよ。毎日ステーキっていうのは、なかなかそれはそれで辛かったです(笑)。D担:(笑)。ちなみに、後の話になりますが、ナーシャさんが口頭でバグの修正箇所を伝えたという伝説は本当なのですか?坂口:それは本当です。ナーシャは自分で書いたアセンブラのプログラムをすべて暗記していました。彼が電話で伝えてくれた16進数を入れ替えたら、すぐにバグが直ってしまった。皆で唖然としてました。
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